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【ルールは何のためにあるのか】20190212 毎日更新43日目

2019.02.13
コーチング ・ 業務改善 ・ ドッジボール ・ コラム
一昨日のドッジボール大会の
決勝戦の前に審判さんと
こんなやりとりがありました

 

副審さんが、整列しているうちの選手達の
お尻のあたりをずーっと一人ひとり
見回しています

 

決してセクハラのためではありません

 

ユニフォームチェックのためなんですね

 

それをみていたコートマスターさんがポツリと
「こんな小姑みたいなこと せんならんがやぜ〜」
(思いっきり富山弁・・・
 こんなことをしなきゃならないんですよ の意)

 

決勝戦にもなって
違うユニフォームを着て勝負するチームなんて
あるはずないのに
チェックするほうも大変だなあ
というのが素直な感想でした。

しかし、試合のあとになって
私がお世話になっている病院
特定医療法人社団横田病院さんの基本理念に
このように書かれていることを
思い出したのです

 

「私たちは法の目的を理解することに努め、
 たとえ合法であっても
 その法の趣旨に反することは行いません。」

 

なぜその法令・規則ができあがったのか
立法趣旨にまで考えをめぐらせて
自分の行動や言動を律していくのは
すばらしいことですね

 

まえにも性善説・性悪説の話を書きましたが
法律は基本的には性悪説を前提としています

 

・こんなことをしでかすだろうから禁止する
・OKをだしてしまうと制限なくやるだろうから
 上限の数値を決めておく
などです

 

ルールに添っているかをチェックするのはいいのですが
性悪説にたって
ルール違反していないか疑いの目でみる
のは違うと思うのです

 

ルールを決めてしまったあとは
そのルールをみんなが守っていることを信頼する
という観点が必要なのではないでしょうか

 

信頼していないと
事件があるたびに、
予想していなかったルール違反がでるたびに、
どんどんルールが細かくなっていくだけです

 

そうなると息苦しい思いをするのは自分たちですよね

 

●●で○○な事例があったから
■■において違反があったから
といってチェック項目がどんどん増えていって
監視役の人がどんどん疲弊していく・・・
 たとえば、いま話題になっている
アルバイト店員の不適切な行動と
それをSNSにアップしてしまう風潮です
事件に対応して新しい社内ルールやマニュアルを
作成しているであろう本社の法務部や
マスコミ対応に追われる広報部の人たちは
「なぜこんな非常識な一部の人たちのために
 大多数の人たちの行動をしばるルールを
 つくらなければならないのだろう」
と考えているでしょう
そんな世の中の風潮を感じています。

 

なんとか性善説にもとづいた
自由でのびのびとした社会になっていくためには
どのようにしていったらいいのか

 

我々いまを生きている大人が
子供たちに伝えていけることを
増やしていきたいですね

 

横田病院さんのように
どうしてその法律・ルールができたのか
理解したうえで行動していくことを
基本としていきたいと考えています

 

(誤解のないように言っておきますが
 ドッジボール協会や審判さんを
 批判しているものではありません(^^))

 

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丹羽誠