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【ファクタリング詐欺に注意】20190913 毎日更新255日目

2019.09.17
リスク管理 ・ 金融リテラシー ・ キャッシュフローコーチ ・ コラム
クライアントさんの土地建物の調査に
法務局へとやってきたところ
写真のようなチラシが目にとまりました

黒と黄色の色使いは
「危険!」というイメージが強いですよね

「その資金調達、大丈夫ですか?」との
呼びかけです

企業がもっている売掛金は
締日があって、さらに
相手に請求書が届くのも
発行から数日後になります

資金繰りが厳しいところは
急いで現金化したいですよね

そんなときに、売掛金を買い取ってくれるのが
ファクタリング会社です

流れとしては以下のとおり
1 ファクタリング会社へ申し込みする
2 売掛金と債務者の企業について審査を受ける
3 審査が通ったら、売掛金を売る契約を結ぶ
4 契約後に手数料を差し引いた買取金額が口座に支払われる
5 売掛金の決済日には取引先から売掛金が支払われるので、
  その金額をファクタリング会社に振込で支払う

しかし、どんなところにも
悪徳業者はいるもので
ファクタリングを安易に
してしまうと思わぬ損害がでてしまいます

このチラシの例では
・高額な手数料を差し引かれてしまう
・売掛金が著しく安く買い取られてしまう
となっていますが
他にも
・契約内容を勝手にかいざんされてしまう
・あとから契約になかった手数料をとられる
といったことも報告されています

銀行系や信販系などの大手と
取引すればいいのですが
切羽詰まったときに
連絡がくるのはたいてい怪しい業者です
悪徳業者を見分けるのは
相手からどのような書類を
求められるか で
ある程度判断できるそうなんですね

通常、相手からは以下のような書類を
求められます。

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  • 商業登記簿謄本
  • 印鑑証明書
  • 決算書の写し
  • 売掛先との契約書・取引内容を記載した書類
  • 納税証明書
  • 代表者の本人確認書類

ですが、悪徳業者は、
はじめから騙すことが目的で
まともには審査などしないので
これらの書類は省略してしまうそうです

差し迫っている経営者にとっては
簡単に素早く買い取ってもらうことが
優先されてしまうとこをですが
反対の立場になってみれば
信用してもらうには
情報公開が必要なのです

その手間を省くということは
自ら危険性を表に出していると
同じことなのですね

こういう状況にならないためにも
ふだんから資金繰り表や
キャッシュフロー表の整備が
重要なことはもちろんのことです

作成にお困りなら、お声かけてくださいね

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丹羽誠