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金融機関のセルフコーチング
2019.01.04
コラム
このフィデューシャリー・デューティーというのは
金融機関にとっての自己統制またはセルフコーチングに近いのではないかと
最近感じ始めています。
というのは
金融庁の求める姿というのを、私なりに図式化していくと
コーチングシートに近いものになるからです
「自分の将来の「ありかた」つまり理想の状態を思い描いて
現状とのギャップを認識して
そのギャップを埋めていく手段・方法・協力者をみつけていき
途中に軌道修正をはさみながら
着実に理想に近づいていく」
というものだからです。
自らPCDAサイクルをまわしていく というのもそうですね
金融庁は
国民の資産形成に資するために
以下の7つの原則を示しています
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【顧客本位の業務運営に関する方針の策定・公表等】
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【顧客の最善の利益の追求】
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【利益相反の適切な管理】
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【手数料等の明確化】
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【重要な情報の分かりやすい提供】
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【顧客にふさわしいサービスの提供】
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【従業員に対する適切な動機づけの枠組み等】
わかりにくいですね・・・
なので私なりに意訳してみました
1 顧客本位ってどういうことか自分で方針を考えて自分で公表してください
2 お客様にとって最適なことをする、ということを、企業文化としてください
3 自分の会社のためにお客様を利用することがないようにしてください
4 どこで儲けているのかお客様に明らかにしてください
5 お客様にわかりやすい情報を届けるようにしてください
6 商品をつくる・売る・勧めるときには、お客様にあったものにしてください
7 儲けた社員ではなくて、お客様のために行動した社員を評価してください
ここで重要なのは4と7ですね
いままでの短期的な収益状況を変えていくことを意味しています。
この原則に従うのなら、
いまの手数料体系をお客さまに明らかにして
手数料を稼ぐ営業マンではなく、信頼をえて預かり資産を増やしていった営業マンを評価することになります。
はたして、それができるのか
まずは身近な金融機関からじっくり消費者目線で観察していきましょう