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【その言葉の先にあるもの】20201030
2020.10.30
営業戦略 ・ リスク管理 ・ コーチング ・ 顧客本位の業務運営
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誰だって自分で選びたい
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富山県では先週日曜日に県知事選挙の投票が
行われ、激しい選挙戦の結果がでました。
もうそろそろ熱も冷めて、新知事のもとで
新しいスタートが切られようとしています。
選挙戦を振り返ってみて、この言葉が
転換点だったのか と考えていることがあります。
それは、残念ながら落選した現職知事の
選挙演説でのもの。
「お助けください」
なぜ助けなければならないのでしょう?
それは、
たとえば、
ヤマダ電機にテレビを買いに行って
ソニーの営業マンが、
「いま、決算セールしているんですが
販売実績が足りないんです。
ぜひソニーをお買い求めください!」
とか
居酒屋さんでメニューを広げたら
店主がでてきて
「間違ってイカを大量注文してしまったんです!
ぜひイカ刺とイカ焼きをセットで
食べていただけませんか?」
と言われたとしても
「それは、あなたの都合でしょう。
私には選ぶ権利があるので、
好きにさせてくださいな」
と感じるでしょう。
わかっちゃいるけど、
言ってはいけない言葉なのではないでしょうか。
オブラートにつつんで
「ソニーは他よりも〇〇が優れています。
きっと〇〇なシーンで役立ちます」
「いまイカは旬なので、お安く提供できます。
セットにするとさらにお得です」
というフレーズにしたほうがいいですよね。
「助けてください」は逆効果だと
誰も指摘できなかったのです。
新聞にも大きく活字にされて
現職知事が劣勢だと有権者に判断されたでしょう。
自分の票が「死に票」になることを恐れて
勝つであろう候補者に票を投じる人もいたでしょう。
言葉を選ぶことの大切さも学ぶことができた
選挙戦でしたね。
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誰だって自分で選びたい
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丹羽誠