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【首を洗って待つ】20200709
2020.07.09
リスク管理 ・ 金融リテラシー ・ キャッシュフローコーチ ・ 顧客本位の業務運営
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悪魔のささやきに耳を傾けたのか
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蒸し暑くなってきましたから、
私は首とはいわず、洗いますけど
待ちません。
不正受給はしていないからですね。
そもそも受給もしていません。
しかし、このニュースに戦々兢々と
されている方も少なからずいるでしょう。
雇用調整助成金は、不正受給をはじめから
想定していたので、申請書類が多すぎると
不満がでていました。
持続化給付金は、申請しやすいようにと
わりと簡単な手続きでした。
税理士さんからの書類が揃っていて、
スキャンさえうまくできれば、
難しいものではありません。
でも、その代わりに不正受給の調査は
あとからやってくるということです。
個人は来年の3月に所得税の申告ですし、
法人も1年過ぎれば決算データが税務署に
提出されているはずです。
それと、今回の給付金申請書類を
チェックすれば、ある程度確認できますね。
来年の今ごろは、経済産業省から
「申告書の控えを送ってください」と
連絡がくることでしょう。
不正受給した人はもちろん、それを
「手伝ってしまった人たち」にも
お咎めは及ぶはず。
ですが、もう受給してしまっていますからねえ・・・
私は、今回「売上50％以下」という
ひとつだけの基準だったから、かえって
不正受給を後押ししてしまったのではないか
と考えます。
50％いくかいかないかで
ゼロか200万円もらえるか となれば
50％に届かないようにしたいというのが
人間だれでも考えそうなことなんです。
例えば、30％以下は、満額100万円
40％以下は満額150万円
50％以下は満額200万円 というように
段階給付であったなら、
悪魔のささやきがなかったのではないでしょうか。
不正受給をなくす という観点も大事ですが
そもそも、悪事をそそのかさない ことも
重要な観点だと考えます。
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悪魔のささやきに耳を傾けたのか
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丹羽誠