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【モラルの面から給付金を考える】20200510

2020.05.11
リスク管理 ・ 注意喚起 ・ 業務改善 ・ キャッシュフローコーチ
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   給付金・補助金の原資は納税から
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売上が減少して資金繰りに苦しんでいる方は
いま給付金・助成金・補助金に
すがりたい気持ちが大きいでしょう。
 
クライアントさんから
持続化給付金について
お問い合わせいただくことがありました。
 
そこで売上を実際にきいて計算して
概算ですが、「このくらいですよ」
とお伝えしたのです。
 
そうしたら
「そんなにもらえるんですか・・・
 申し訳ないです」
とのお言葉。
 
予想外に大きい金額だったようです。
 
私も影響を受けているのですが
ありがたいことに50%減とまではいかない。
 
ですが、経済産業省のHPに
エクセルシミュレーションが公表されていると
きいて、試してみました。
 
そしたら、そのクライアントさんのお気持ちわかりました。
 
あのですね。。。
前年で売上が大きかった月に
「あえて働かない」とすると
満額の200万円もらえちゃうんですよ。
 
私はしません、しませんけれども!
例えば
「ちょっと心も身体もコロナ騒動で
 疲れてしまいました。療養します。」と
実家に引きこもって売上0円となると、
200万円もらえる。
 
逆にコロナに負けないぞ!と
薄利多売でも頑張ると
給付金はゼロに。
 
飲食店でいうと
テイクアウトとか利益が薄くて多売な
売上が大きくなることをすると
広い意味での手取りが少なくなる。
 
モラル的にダメになりそうな感じがするんです。
 
一所懸命に努力する人に
報いる制度であってほしかった
と考えるのは、
人を性悪説でみてしまうからでしょうか。
 
給付金をいただくからには
その後経済が復活したあかつきには
納税をしていただきたいです。
 
あのとき、国や県や市に助けてもらった。
だからたくさん社会貢献して付加価値をつけて
納税していこう という世の中に
変わっていってほしいですね。
 
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   給付金・補助金の原資は納税から
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丹羽誠