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【テイクアウト雑感】20200505

2020.05.09
営業戦略 ・ リスク管理 ・ コーチング ・ 業務改善 ・ キャッシュフローコーチ ・ 顧客本位の業務運営
 
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 「空間」と「サービス」の分がなくなる
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まずは、このブログは特定のお店の
感想を述べているのではないことを
最初にお伝えしておきます。
 
飲食店を例に出していますが
コロナ騒動を機に、近隣業種へ
業態転換される方もいると思います。
 
その方への考え方の一助となれば
幸いに存じます。
 
コロナ騒動が思ったよりも長引いて
飲食店の側もテイクアウトを
そのまま継続していくとしたら、
どんな未来になるのかを考えてみました。
 
結論とすれば
「テイクアウトの単価は下落する」です。
 
いまテイクアウトの料金は、
通常お店の中で提供していたときよりも
少し安い値段で設定されているところが
多いと思われます。
 
「少し」安いのはどうしてでしょう?
 
それはやはり,
「居心地の良い空間」と
「その場で提供できるサービス(おもてなし)」
を提供していないからと考えます。
 
・自分が食べたいモノを
・自分が食べたいタイミングで
・つくりたてで
・自分が座ったままで食べられる
というサービスがあるからこそ
お店の料金に納得感があるのです。
 
テイクアウトでは、提供できないものです。
だからこそ、「少し安い」のです。
 
近所のスーパーのお惣菜コーナーでは
「たいめいけん」のハンバーグ弁当が
398円(税込430円)で販売されています。
 
感染防止の流れが長引いたとするなら
テイクアウトの料金は
この値段に近づいてくることでしょう。
 
毎日外食の値段で食べ続けることができるほど
急に経済は復活しないでしょう。
 
「空間」と「サービス」の値段が
削ぎ落とされてしまう以上は
テイクアウト料金は、
飲食業の値段から小売業の値段になり
スーパーやお弁当チェーンが競争相手になるのです。
 
収益構造が変化することに
対応していきましょう。
 
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 「空間」と「サービス」の分がなくなる
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丹羽誠