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【再編必要な病院を公表②-原データをみる】20190930 毎日更新272日目

2019.10.01
リスク管理 ・ 注意喚起 ・ 医業経営 ・ キャッシュフローコーチ ・ コラム

厚生労働省から発表された
再編必要とされた病院は
どんな基準で選ばれてしまったのでしょうか?

 

新聞をみると
・がんや救急医療といった9項目の診療実績
・競合する病院が車で20分以内にある
 という2つで判断した
と軽くふれられているだけです。

 

こういうとき私は元データというか
原典となるデータをみるようにしています。

 

データはこちら↓

 

参考資料1 公立・公的医療機関等の診療実績データの分析結果
かなりのボリュームですが、全国47都道府県の公的病院の
データが分析されています。

 

公表基準は以下の通り

 

診療実績では9点満点(点数が高いほど良くない)
・周産期、小児、救急、脳卒中、心血管疾患、がん
 それぞれについて診療実績が地域内で下位33%以内
・研修を実施、医師派遣の拠点となっていない
・へき地医療の拠点となっていない
・災害派遣の実績が少ない

 

類似かつ近接するという視点では6点満点(点数が高いほど良くない
・周産期、小児、救急、脳卒中、心血管疾患、がん
 それぞれについて車で20分以内に類似する診療科のある
 病院が存在する

 

このどちらかが満点になってしまうと
このリストに載る という基準と書いてあります。

 

つまり、診療実績もなくて近くに同じようなものが
あるのならば、一緒になったり、縮小しても
問題が比較的少ないのではないか
そういう病院から地域医療構想の再編の
議論をすすめていってくださいね
ということなのでしょう。

 

どちらかが満点でリスト入りなので
当然、ギリギリセーフだった という病院も
存在しています。

 

これは、原データをみないとわからないですね。
次の候補となってもおかしくはないです。

 

ちなみにギリギリセーフな病院は
富山県内では5つもあります!

 

当然ながら点数のよくないところも
議論にあがってくるのでしょうね

 

詳しくは上のリンクでご確認ください!

 

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