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【再編必要な病院を公表①-衆愚政治との決別】20190929 毎日更新271日目

2019.10.01
リスク管理 ・ 金融リテラシー ・ 注意喚起 ・ 医業経営 ・ コラム
9月26日に厚生労働省から
再編や統合が必要と判断した病院の
実名が発表されました。

 

富山県内でも
・あさひ総合病院(朝日町)
・厚生連滑川病院(滑川市)
・県リハビリテーション病院・子供支援センター(富山市)
・かみいち総合病院(上市町)
・高岡ふしき病院(高岡市)
の合計5つの病院の名前があがりました。

 

公的病院の、さらに高度急性期と急性期に
対応できる病院のなかから選んでいるので
私立の病院は対象外です。

 

厚生労働省が異例ともいえる
実名公表に踏み切ったのは
なかなか地域連携と整理統合が
すすんでいかないことが背景にあると
言われています。

 

それはそうですよね。
大切な票田である地域のお年寄り達に
不人気な政策を、地方自治体の首長が
決断できるはずもありません。

 

いま団塊の世代の方たちは
およそ65歳ですから
あと10年後には後期高齢者の医療費が
大幅に増えることが予想されています。

 

そうなると、救急的な医療を求めるベッド数よりも
慢性的な疾患のためのベッドが不足していきます。

 

そのための対策をいまから数年で
実施する必要に迫られているのですね。

 

それはすでにわかっていたこと。
もうどうにもならなくなってきてから
重い腰を上げざるを得ないのです。

 

消費税が10%に上がることを嘆くよりも
医療費の無駄使いをなくしていかないと
団塊世代以下の人間が
重いツケを払わなくてはなりません。

 

私たちもそろそろ「衆愚政治」を
あらためなければなりませんね。

 

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丹羽誠