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【所得格差がひらいている(ジニ係数①)】20190609 毎日更新160日目
老人福祉の問題を解決するために
有志とともに行動することとなり
各方面にいろいろとリサーチを
しております
そのなかで、
ある介護福祉士の方に
お話をおうかがいする機会がありました
そこで出てきた問題が
「老人世帯の所得と資産の格差が
広がってきているのではないか」
というものでした
訪問介護をしていくなかで
年金や貯蓄が多い人たちは
介護保険の範疇をこえてでも
サービスをうけることができます
しかし、家賃部分が安いとされている富山県においても
サービス付き高齢者住宅の月額利用料は
15万円前後となっていて
年金がその水準に達していない方たちは
自宅で介護サービスを利用することになります
統計的に調べてみたくなり
厚生労働省の所得再配分調査報告書にある
「ジニ係数」
にいきあたりました
ジニ係数とは、Wikipediaなどによると以下のように説明されます
「社会における所得分配の平等・不平等を計る指標。
0から1までの数字で示され、
0に近づくほど平等、1に近づくほど不平等で
格差が大きいことを意味する。
0であれば、社会のなかの全員、皆完全に同じ所得であり、
逆に1であれば、一人が社会の所得のすべてを
ひとり占めしているような状態となる」
これを見ると
やはり、格差は拡大しているのですね
平成14年の0.4983から平成26年の0.5704まで
ゆるやかに上昇しています
統計学的には
この0.5に近い数字は
ざっくり言うと上位4分の1の人間が
所得の4分の3を独占して
残りの4分の3の人間が
所得の4分の1を分け合っている状態にあるそうです
すでに日本は格差社会に突入して
その弊害が弱い方たちに
しわ寄せされてきているのです
これを消費税の増税で再配分して
格差をなくす方向にいくのか
景気が悪化して逆方向にいってしまうのか
ここ数年の政治の舵取りが
難しくなってきていますね
ジニ係数については
書き切れないことがたくさんあるので
またの機会に別方向から
考察してみますね
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丹羽誠