BLOG

【3大ダメ金融商品 パート2 個人年金保険(特に外貨建て一時払い保険)】20201017

2020.10.19
営業戦略 ・ リスク管理 ・ 金銭教育 ・ 金融リテラシー ・ ファイナンシャル・プランニング ・ 顧客本位の業務運営
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 手数料を高くする仕組みとしては優秀
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
今回は2回目 経済評論家の山崎元さんが
おっしゃっている「金融庁も認める3大ダメ商品」
の2回目です。
 
今回は「個人年金保険(外貨建て一時払い)」について。
 
平成27年度の金融庁レポートに以下のような記述があります。
 
「比較的単純な商品を個々に提供することで
 より低コストで同じ経済効果を得られる
 選択肢があるにもかかわらず、
 顧客に対し、そういった情報提供を行わないまま
 商品構成が複雑なパッケージ商品を提供し、
 高い手数料を徴収する」
 
たとえば、
老後資金を運用したいというニーズがあるときに
手数料の安いインデックスファンドがあるのに
わざと「安定成長バランス型」などと名うって
ファンドを組み合わせることです。
 
なにがダメなの?
という疑問があるでしょうが
 
刺身で例えましょうか
 
マグロの刺身 100円
アジの刺身 100円
ブリの刺身 100円 
の単価なのに、
大皿にまとめて500円で売る 
ってことでしょうか。
 
老後資金の積立ならば、
「保険」である必要すらないのです。
 
まずはiDeCo、NISAをすすめて
なお運用したいときには
手数料の安いインデックスファンドを
購入すればいいのです。
 
それをパッケージするための費用、
保険としての費用を上乗せして
さらには販売手数料が高い。
 
中身が投資信託な個人年金保険は
世の中に存在しなくてもいい商品と
いってもいいでしょう。
 
・・・金融庁もそう言っているのですからね。
 
マスメディアが大きく報道しないだけ、
銀行や証券会社が指摘されても改めないだけ、
消費者が勉強しないだけ、
金融リテラシーを教育に組み込まないだけ です。
 
どうしてダメなのか理解できる素地が
形成されていないのが一番の問題と
考えています。
 
FP協会としては、金融リテラシー向上のための
啓蒙活動を続けていますが
まだまだ力不足です。
 
金融リテラシーを醸成する基礎講座を
ぜひ短期大学・大学に設けていただくよう
取り組みを続けていく必要があると考えます。
 
3大ダメ商品について
詳しくは ダイヤモンド・オンラインの
以下のページをご参照ください。
「金融庁がダメ出しする運用商品ワースト3」
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 手数料を高くする仕組みとしては優秀
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 
VISIONとACTIONをつなぐパートナー
キャッシュフローコーチ富山
有限会社ライフプラン研究所
丹羽誠