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【日常と非日常の差が、粗利率の差】2020520

2020.07.19
営業戦略 ・ 業務改善 ・ キャッシュフローコーチ
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  いまの粗利率は適正な水準でしょうか
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さまざまな業種のクライアントさんの
財務分析をしていると、業種によっての
「粗利率の差」に目が行きます。
 
また、コロナ騒動での当面の資金繰融資などでも
粗利率と固定費の差が利益に直結することに
着目せざるをえません。
 
業種でも、商品・サービスによっても、
企業形態によっても粗利率は違ってきますよね。
 
では、どうして違うのでしょう?
 
抽象度を高くして考えてみました。
 
いまの状況下を参考にすると、
「日常と非日常の差が粗利率の差となっている」
と仮説をたてました。
 
私は経済学者でないので、間違っているかも
しれませんが、ご了承ください。
 
コロナの状況下では、影響を受けない業種と
もろに受けてしまった業種があります。
 
少しは落ちたかもしれない、もしくは
かえって売上が増加したところがあります。
 
それは、ドラッグストアや地元のスーパーなど。
 
生活必需品を扱うお店は、自粛生活で家にこもるための
食料や衛生用品などを販売して影響は少なかったのです。
 
逆に、高級料亭や観光業は、集まっての飲食や
団体行動が規制されたこともあり、大きな打撃を
受けてしまいました。
 
影響を受けなかったところは、
粗利率の低い日常を扱うもの。
受けてしまったところは、
非日常を演出する粗利率の高い業種。
と考えられないでしょうか。
 
日用品は、生活に必要なので、需要が大きい。
となると、競争相手も多くなり儲けが少なくなる。
 
嗜好品や贅沢と思われるものは、
たまにしか需要がない、もしくは高額な料金を支払える層が
限られているので、粗利が高くないと商売にならない。
 
このように考えていくと、
日常を扱う業種は、薄利多売に
非日常を扱う業種は、サービス提供の勝負に
なっていくのがわかります。
 
自社の粗利率が、業界平均と比べてどうなのか
ということも大事ですが、
お客様に日常を提供するのか、非日常を提供するのか
という視点も持ち合わせてもいいのかもしれません。
 
お客様目線で、自社に求められるサービスを
考え直してみましょう。
 
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  いまの粗利率は適正な水準でしょうか
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丹羽誠