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【フレイルという新しい言葉】20200212 408日目
2020.02.18
終活 ・ 営業戦略 ・ リスク管理 ・ コミュニケーション ・ コーチング ・ 業務改善
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あえて既存の言葉に置き換えない
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先日、NHKで介護関係の番組をみていたときに、
「フレイル」という言葉が交わされていました。
以前耳にしたときは、
医学上の専門用語と認識していたのですが、
だいぶ一般化してきたようですね。
フレイルとは、日本老年医学会が2014年5月に提唱した概念で、
英語の Frailty (フレイルティ)が語源です。
健康な状態 と 要介護状態 との中間の状態を指します。
一般的な訳語は「虚弱」「老衰」「脆弱」なのですが、
これらの言葉には、
・もう健康な状態には戻らない、
・これからは悪くなる一方である
というイメージがありますね。
あえて、そのまま「フレイル」という新しい言葉であるように
定義付けすることによって、概念を広げていこうと
考えたのだと思います。
フレイルの状態を早期に発見して、
適切な介入をすることによって、
再び健康な状態に戻したり、
機能悪化を防ぐことができるようになります。
介護が必要な状態になるまでに、
以下のような症状があわられることが知られていて
2つ以上あてはまると「フレイル」と判断されます。
1 体重減少
直近6カ月で2~3kgの体重減少
2 疲労感:
直近2週間、わけもなく疲れたような感じがする
3 歩行速度低下:
1m/秒未満(横断歩道を青信号のうちに渡ることができない)
4 筋力低下(握力):
男性26kg未満、女性18kg未満
5 身体活動低下:
軽い運動・体操も定期的な運動・スポーツも
1週間のうち一度もしていない
新しい概念は、あえて今までの漢字の熟語にあてはめずに、
啓蒙活動に重点を置くという考え方なのですね。
フレイルの派生語として
オーラルフレイルも最近言われ始めています。
これはまた次回に。
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あえて既存の言葉に置き換えない
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丹羽誠