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【思いは届かず・・・】20190802 毎日更新214日目

2019.08.04
金銭教育 ・ 金融リテラシー ・ 注意喚起 ・ 業務改善 ・ ファイナンシャル・プランニング ・ 顧客本位の業務運営 ・ コラム

先日、自宅の書斎を整理していると

以前の講演の話をいただいたときの

講義資料がでてきました

 

日にちは、平成13年10月23日

お相手は、特定局長さん

つまり街の郵便局の経営者の方々ですね

 

このころ、郵便局は郵政民営化の波で大揺れでした

2001年(平成13年1月)に中央省庁再編で

郵政省の郵政行政及び郵政事業部門は、

それぞれ総務省郵政企画管理局と郵政事業庁に再編されました。

その後、2003年(平成15年)4月1日に郵政事業庁が

特殊法人である日本郵政公社となったのです。

 

そのさなかに 私がお話させていただいたことに

なるのですね

 

話した内容は、「コンプライアンスについて」

国民生活センターの金融トラブル報告書を解説し

成立したばかりだった

「消費者契約法」と「金融商品販売法」についても

追加しています

 

あれから18年の月日が流れて・・・

私の思いは届かなかったようです

 

当時のクライアントさんに配布していた

「FPニュース」というニュースレターを

レジュメにしたのですが

今回問題になっている

「既存契約の下取り」についても

ちゃんと説明しているのですよ

 

いま5%で運用されている定期預金を

わざわざ解約して

0.5%の定期預金に預け替える

なんてことは、普通はしませんよね

 

でも生命保険の下取りという名目で

民間生保でまかりとおっていますから

消費者契約法にも違反する可能性がありますから

みなさんは充分注意してください ・・・と

 

たしかに郵便局はわずか62円82円で

葉書と封筒を全国津々浦々まで

配達する義務がある という公共サービスを担っています

だから信用されているという面もあります

 

その二面性が今回は逆に作用してしまったのでは

ないでしょうか?

 

公共サービスの担い手が

その収益バランスをとるために

営利商品を販売する という矛盾

 

これを解消しない限りは

コンプライアンス問題を

払拭することはできないと考えます

 

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丹羽誠