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【流行っている店に行ったら、つい・・・】20190620 毎日更新171日目

2019.06.23
注意喚起 ・ 業務改善 ・ キャッシュフローコーチ ・ ファイナンシャル・プランニング ・ コラム

流行っている店に行くと

つい職業柄やってしまうことがあります

 

それは、儲かっているかの推定です

 

先日ブログにも書いたある珈琲店では

こんなふうに計算しました

 

まず客単価を推定します

私の料金はランチの軽食とアイスコーヒーで1200円

まわりもそんな感じです

 

この店は朝から夜まで営業しているので

私のようにランチ+αの人が1200円で5割

夕食やランチでもデザート追加して1500円になる人が2割

コーヒーなどの飲料だけの人が3割と

おおよその目安をたてると

客単価の平均は1080円とでます

 

席数が80席程度だったので

朝・昼・夕方・夜と4回転して、7割が埋まるとするなら

客単価1080円×80席×4回転×70%=241,920円が1日の売上

241,920円×30日=7,257,600円が1ヶ月の売上

と思われます

 

原価は食材費30%のみとして

2,177,280円

 

運営スタッフの平均月給が30万円として

8人稼働したとすると

人件費は月2,400,000円

 

店舗の建設費を1億円でフルローン10年返済とするなら

月の元金返済額は83万円で

2%の金利は月17万円

よって銀行へのキャッシュアウトは

月1,000,000円

 

差し引きすると168万円ほど

その他の経費をこれ以下にしないと

利益が出てこないことになります

 

もっと返済年数を延ばしたり

人件費を抑えないとなあ とか

勝手に改善計画を描いたりもします

 

こんな現在の手持ち材料から

推定してくるやり方を「フェルミ推定」といいます

 

定義をWikipediaからもってくると

「実際に調査するのが難しいような

とらえどころのない量を、

いくつかの手掛かりを元に

論理的に推論し、

短時間で概算することを指す。」

とあります

 

有名な例題としては

「ニューヨークにピアノの調律師は何人いるか」

というものがあります

 

学校では習いませんよね

 

でも推理能力を上げていくためには

必要な訓練だと思います

 

皆さんも身近な例で

推定してみてくださいね

 

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