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【犬の道に行かないように】20200525

2020.07.28
OODAループ ・ リスク管理 ・ コーチング ・ 業務改善 ・ キャッシュフローコーチ
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   書評:「イシューからはじめよ
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私も数年間「犬の道」に迷いこんでいました。
ずいぶん遠回りしたように思います。
みなさんには、私と同じ目に遭わないように
この書籍を紹介させてください。
 
「犬の道」とは、Yahoo!Japan CFO安宅和人さんの書籍
「イシューからはじめよ」に登場する概念です。
 
まずイシューとは何かを、本書から引用して
説明していきましょう。
 
イシューとは、なにが本当のカギなのか
その問題・課題のカギとなるものです。
 
「バリュー(価値)のある仕事」というのは、
2つの尺度で測れるといいます。
 
「イシュー度」・・・
 自分のおかれた局面で、この問題に答えをだす
 必要性の高さ
 
「階の質」・・・
 そのイシューにおいて、どこまで明確に
 答えをだせているかの度合い
 
つまらない問題にいくら時間・コスト・労力を
つかったとしても、得られるものは少ない
質より量だとばかりに、ひたすら些細なことに
努力してしまうことです。
 
みなさん、いま困っていることを100個
書き出してみてください。
100個のうちには、細かすぎて
他人にはどうでもいいようなことも
含まれているでしょう。
 
・トイレペーパーが無くなりそう
・虫歯が痛い
 
たしかに切迫した問題かもしれませんが
ドラッグストアに行っても、
歯医者に予約の電話を入れても、
人生が好転するとまではいかないでしょう。
 
経営の世界でも同じです。
 
決算書を作成するにあたって
どれだけ仕訳を正確に記入しても
どれだけ消費税区分を間違えないようにしても、
「5年後10年後にどのような経営をするべきか」
というイシューの観点がなければ
ただの数字の羅列です。
 
つまり「犬の道」とは、
たいして重要ではないことを、
ひたすらムダに取り組んでしまう
遠回りな道のことです。
 
時間や資源が限れているなかでは、
スピードが求められます。
 
大きな改善にはならないことを避けて
解決すべき課題を見つけてから取り組むこと
 
これが「イシューからはじめること」の重要性と
わたしは解釈しています。
 
少しわかりにくいので、私がドッジボールチームで
試してみていることを次回に紹介いたします。
 
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   書評:「イシューからはじめよ
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