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【そんな日本語があるのか】20200514

2020.05.18
営業戦略 ・ リスク管理 ・ 金融リテラシー ・ 注意喚起 ・ コミュニケーション
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     数値基準はハッキリしめす
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「70人程度以下」
 
こんな言葉がテレビ画面いっぱいに
映し出されました。
 
こんな表現は学校では習いませんでした。
 
政府の専門家会議がしめした基準のうちの1つ、
「直近1週間の10万人あたりの感染者数が
 0.5人未満程度」とのこと。
 
東京都の人口が約1400万人なので
1週間で70人未満程度ということになります。
 
専門家会議の報告書の原文を読むと
「未満程度」なのに
政府発表では「程度以下」の表現に変わっています。
 
このへんに政治的な意図が見え隠れしていますね。
 
未満としてしまうと、
1週間で70人では緊急事態解除の条件を
満たしていないことになります。
 
みなさん「以下」と「未満」の違いは
もちろんご存知ですよね。
 
例えば
18歳未満というと17歳まで
18歳以下というと18歳も入ります。
 
しかもそこに「程度」をつける・・・
 
となると73人になったとしても
「おおむね」基準を満たしていることになる。
 
なんとか専門家会議の意見を尊重しつつも
できるだけ経済活動再開のための
基準は緩く設定しておきたい
ということなのでしょう。
 
73人はOKで、76人はどうなのか?
判断に迷うところですよね。
あえて、断定的な表現を避けているのですね。
 
気の緩みが心配なら
まず自らのその基準のユルさも
考え直してほしいですね。
 
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     数値基準はハッキリしめす
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丹羽誠