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【清めの塩】20200304 429日目

2020.03.17
リスク管理 ・ 注意喚起 ・ コミュニケーション ・ コラム
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クライアント様のご葬儀に参列させていただきました。

 

お寺さんの説法のなかで
檀家としてお寺の復興に貢献されたことや
亡くなられた方の優しい人柄を偲ぶことができて
悲しみのなかながらも、温かみのあるご葬儀でした。

 

私は実家が新潟なのですが
新潟の葬儀と富山の葬儀とで
大きな違いがあると感じていました。

 

それは、「清めの塩」

 

新潟では、葬儀のあとに通夜菓子とともに
小袋に入った塩を渡されるのです。
富山では、無いんですね。

 

疑問に思っていたところ
親戚のお寺さんからその理由をきくことができました。

 

それは浄土真宗では
「死」を穢れとしていないから とのこと。

 

穢れとしているのは、日本古来の神道の考え方が
残っているから なのだそうです。

 

中本葬祭さんのホームページでは
以下のようにわかりやすく説明されています。

 

長めですが、そのまま引用します。

 

ーーーーー引用ここからーーーー
 「清めの塩」は死の持つ「穢れ(けがれ)」を祓い清め、
 不浄や穢れを自宅に持ち込まないといった理由で用いられます。
 実はこの「死」=「不浄・穢れ」とする考え方は、
 日本古来の宗教である神道の考え方が起源になっています。
 神道では不浄・穢れは神様の力をなくすものとして
 古くから忌み嫌われていました。
 神道では「塩」は穢れや邪気を祓い清める効果があるとされていて、
 お払いやお清め、神道の儀式などで今日まで使われてきたのです。
 本来「清めの塩」の考え方は神道によるものが起源なので、
 神道系以外の葬儀では必要のないものと言えます。
 仏教やキリスト教では「死」を「穢れ」とは考えてはいませんし、
 塩に穢を祓う、魔除け等の効果があるという考え方も存在しません。
 仏教においては香を焚く事(抹香で焼香やお線香をあげる)こそが
 「清め」であり、香を焚くことにより、
 まず多くの煩悩にまみれ汚れた我が身を清めた後に
 仏様である御本尊に手を合わせる。
 といった教えをくださるお寺様もいらっしゃいます。
 しかしながら元々神道だった日本では、
 神道の考え方や風習が現代の生活にもたくさん根付いており、
 今でも仏教の葬儀では多くの場で清め塩が配られる場合があるのです。
 ただし仏教の中でも浄土真宗では死を穢れとするのは
 故人を侮辱する行為だとして、清め塩は使用してはならない
 とするお寺様もところによりいらっしゃいます。
 このように、ところによっては現代では
 清め塩の風習自体が少しずつ減ってきているようです。
 神道以外であれば、清め塩をもらったからといって
 必ずお清めをしなくてはいけないということではないのです。
ーーーーー引用ここまでーーーーー
神仏習合の名残りなのですね。
富山は浄土真宗のお寺さんが多いので、納得です。
疑問に思って調べてみると
その土地の宗教観などがわかって
勉強になりますね。

 

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丹羽誠